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X線技術によるオンライン単重計測
グレコン製単重計BWQの使用により、製品の高い品質が達成されるのと同時に材料と生産エネルギーの使用が最適化されます。

パーティクルボード、MDF、OSBの特性は正確なマット分配状況に大きく影響されます。BWQの使用の一番主要な目的は、材料使用量を最適化することです。

比重が高すぎるボードは、エンドユーザーにとっては受け入れ可能なものですが、生産者にとっては材料費と生産コストが高くなりすぎてしまいます。一方比重が低すぎるボードは品質特性が低くなってしまいます。

BWQシステムは、ルーズな状態で分配されている状態、又は数値表示された木質系マットにおける材料分布状況を監視します。オペレーターはグラフィック又は数値表示された情報によりフォーミング工程の調節を行う事が出来、それにより安定した製品品質が得られる他、材料や生産エネルギーの使用量は最適化されます。メインプレス前の段階で幅方向におけるマット分配状況を連続的に監視することによって、最適条件での製品の流れが保証されバランスを欠いたマット分配状況から引き起こされるベルトトラッキング等の問題も解消できます。

ソフトウェア
すべてのグレコン製計測機器の表示ソフトはWindowsをベースにしています。横断式単重計BWQのソフトは以下のプログラムによって構成されています。

レシピ管理
これは生産用データベースで、この中にはボード製品タイプと計測システムに対応した生産条件が保存可能です。

視覚表示
ソフトウェアパッケージで中心になるものは表示ソフトになります。このソフトは全ての測定データを読み取りそれらを視覚的に処理します。この単純なメニュー構成は他のすべてのグレコン製計測機器においても共通しており、直感的なな操作が可能となります。

明確な情報と画像表示により、オペレーターは素早くかつ効率的に、ライン内の生産工程に対して調整を行う事ができます。計測された数値はプロファイル形状として表示されます。計測は3つの異なる運転モードで行う事ができるため、各計測モードによりプロファイル形状の表示方法が異なります。ボードの横方向の断面プロファイル、長手方向のプロファイル、又はこれら両方のコンビネーションでの表示も可能です。

履歴データベース
このデータベース内に計測値が保存され、さらなるデータ処理の為にそれらのデータは他のファイル形式に変換することができます。

ネットワークへの接続
読み取られた測定値をコンピューターで解析したり保存したりするのに加え、単重計をNETDDE、アレンブラッドレー・イーサーネット又はH1BUS及びTCP/IPによるイーサーネット等の異なるインターフェースを通してプロセス制御システムに接続することも可能です。

オンラインアフターサービス

技術仕様

• 供給電圧：　２３０V ／１１５V
• 周波数：　　　５０Hz／６０Hz
• 消費電力：　１．５００VA
• 圧縮エアー供給：　４～６Bar　
• 計測範囲：　０～４０ｋｇ／㎡
• 計測精度対象範囲における最終計測値

　　・　X-線チューブ使用時：　０．２５％（最大３０ｇ／㎡）

　　・　放射線熱源使用時：　０．５０％（最大３０ｇ／㎡）

• X-線チューブ：　３３ｋV，１ｍA
• 放射線源：　アメリシウム２４１（３００～５００ｍCi）

設置可能分野

• パーティクルボード
• MDFボード
• HDFボード
• ハードボード
• OSBボード
• ミネラルウール
• 断熱ボード
• 自動車用加工部品

ハード面のメリット

• 重厚なアルミ製フレーム
• 計測スライドの高精度なガイディング
• 保護されている駆動部
• 非接触計測
• 3つの運転モード（クロス、定置、ステップ）
• 可変のヘッド横断速度
• 自動カリブレーション

ソフトウェア面のメリット

• Windowsのオペレーションシステム
• 自動的な生産品目変更の為のレシピデータベース
• 長期間グラフ表示
• 履歴データベースへの計測データの保存
• 横断方向及び長手方向の分配状況表示
• ネットワーク接続を標準装備
• グレコンサービスによる遠隔診断サービス